「障害で失ったことよりも、得た世界を考えよう」

2016-05-10

年金の仕事をするようになってから、とてもたくさんの方と対面でお話しさせて頂いてきました。

年金には、老齢・障害・遺族とありますが、どれもお一人お一人の人生にとって大きなターニングポイントです。tanpopo_s

そんな時期に、お話をさせて頂くことで、私自身、色々なことを学ばせて頂いているなと感じます。

元々、私は小さい時から本を読むのが好きな子でした。
自分は、自分の人生ひとつしか生きれないけれど、本を読んで実在・架空問わず、色んな人の人生に触れるのが好きでした。
この仕事は、そんな私の天職だなぁと思いながら、日々向き合っています。

本を読むのが好きだった私は、学生時代、本を読んで気になったフレーズをノートに書き出したりしていました。
そのノートを久々に見てみると、一つ、「障害」の文字を見つけました。

その文章が、本日の題にした
「障害で失ったことよりも、得た世界を考えよう」   
です。

確かに失うものは、大きかったかもしれない。でも、失っただけではないはず。
今はそう思えなくても、このことによって得た世界もきっとあるはず。

人間いつ大病をしたり、大けがをするか分からないもの。
絶望の淵に立たされることもあるかもしれない。
それでも、この一言を知ることで、少しだけ、ほんの少しだけかもしれないけれど明るくなれるような気がしています。

これからも「得た世界」で頑張って行けますように、年金相談や手続きで微力ながらもお手伝いが出来たらと思っています。

                                                   
                                                   藤野由美子